集団戦で刀が使われていたのは、勝敗が決まったくらいの終盤が多かったそうです。さらにイメージされやすい長い刀ではなく、短刀が主に使われていたそうです。矢などで傷付いている敵にとどめを刺したり、証のひとつとして首を取ったり耳などを削いだりする時に使われていました。
矢などの遠距離で使う武器がメインに使われており、終盤で短刀を使うことが多かったとは言え、長い日本刀が全く使えなかったというわけではありません。戦っていれば、当然ながら接近戦になることもあります。
距離が近くなれば、弓矢が機能しなくなることはもちろん、リーチのある槍も使いづらくなります。その場合には、刀を抜いての勝負となりました。また、距離だけでなくそもそもが屋内での狭い場所を前提としている場合にも、刀が便利とされていたそうです。